食が持っている「人を育む力」
乳児には哺乳反射があり、初めて出会うものをまず口に入れ、試したり、確認したりします。私たちは「生きることは食べること」ということを、生きる営みの中で自然に学んできました。
しかし、現代の私たちの取り巻く「食」の事情は大きく変化し、不安や危険をはらんでいます。だからこそ生きる基本である食教育、すなわち「食育」が今、必要とされています。
乳幼時期は、食習慣を決める第一歩となる大切な時期です。
子どもの「食」と向き合うことの大切さ。子どもの「食を営む力=生きる力」を育てる保育を実施しています。
食べることからたくさんの育みが生まれます
食という字は”人を良くする”という意味を持ちます。
古くから”医食同源”という言葉があります。食を通してこそ、心と身体の健全な成長があるといえるのでしょう。子どもたちが自分の健康を守り、豊かな食生活を送るための知恵を身に付けることが、人生を豊かに、力強く生き抜く能力につながっていきます。
このような深い意味を、子どもたちに伝えていくことが食育の基本です。
子どもたちが発達に応じた食事道具の使い方を身につけることができるよう、満3歳を迎える頃からお箸の正しい持ち方を練習し始めます。
昼食もおやつも、添加物が少なく安全性の高いものを食材に選び、飲料水は浄化装置を通したものを使用しています。身体をつくりあげるものだからこそ、安心しておいしく飲み、食べられることを大切にしています。
また、多くの食材を用いることで、子どもたちの豊かな味覚を育てます。
秋にサツマイモの収穫体験をします。掘ったさつま芋でいも煮会を楽しみ、冬にはひたちなか市特産の干しいも作りを行います。
また、ぶどう狩りで収穫を楽しみ、作物が育つ過程や食材に触れることで、食材そのものや作っていただくことへの感謝の心を育みます。
毎月給食だよりを発行しています。子供の成長に必要な栄養やその他の情報をその時々にお知らせしています。
給食室
給食室では、手作りを心がけ、子ども達には、安全でおいしいものをバランスよく食べ、丈夫な体で元気に過ごしてほしいと思っています。
また、楽しみながら色々な体験を通して、食について興味を持ってもらいたいと思います。
食事について
- ●柳沢保育園では、完全給食となります。
- ●食事、おやつとも手作りで、できるだけ身体にやさしい食材や旬のもの、地産のものを使うように心がけています。
- ●0才児さんは、ミルク、離乳食を月齢、個人差、体調をみながら進めます。
- 粉ミルクは、園で用意しますのでご利用のメーカーを担任にお知らせください。
- ●ホール前と1歳児入り口に、その日の昼食・おやつを掲示します。来園の際にご覧ください。
- ●食物アレルギー等で食事に特別の配慮が必要とされる場合は、担任に詳細をお知らせください。
医師の指示に従い、調理担当者とともに配慮していきます。(医師の診断書をご提供ください。)
献立の紹介
行事食
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